2011年04月09日
本気のトラウマ
『いつまでも笑いの絶えない家庭を築いていきたいと思います。』
先週ですね僕は結納したんですよ。まぁ籍は入れていたんですが、どうしても結納しなさい。と母から強く言われたんで、順番は違うんですが結納をしたんですよ。僕の母は形式を重んじる形式お化けですから従わないわけにはいきません。そこで冒頭のテンプレート的なセリフを恥ずかしげもなく家族の前ではいたのです。僕は長男ですからね。家族的には結納は初めてなんですよ。もちろん家族もこんな席初めてです。そんな席で最後の挨拶をしなさいと言われてもですね。恥ずかしいやら緊張するやら。正常では話せない。
そこでGoogle先生にお願いしてですね、挨拶のテンプレートをゲットしたんですよ。で最後の挨拶をテンプレートのそのままに読んでしまったというわけなんです。笑いの絶えない家庭だと!?そんなものは幻想だ。
そもそも僕の実家には笑いというものは存在しなかった。家のTVのチャンネルはおやじが握っていた。僕としては毎日学校のみんなが見ているようなドラマやお笑いが見たかった。だがおやじはそれを許さなかった。容赦なく生き物地球紀行。不動のNHK。ガッテンガッテン!
オオタクの家に笑いはなかった。NHKで流れる容赦ない生き物の弱肉強食の世界。鮮やかな植物の生き残りの知恵。優雅に飛んで自由に見える鳥類の過酷さ。程よい感じに甘辛く煮こまれたチキンの美味しさ。
あぁ人間はどんなに小さい事か。精一杯生きるということは何とも美しいものだ。容赦のないNHKの洗脳TVに僕と弟は小学生ながら生きるということを深く考えたものだ。この時に大人の考えができるようになったんだ。低俗な同級生よりは一皮も二皮も向けた人間になったんだ。他の同級生は今頃低俗なごっつええ感じなんか見て楽しい団欒をしているに違いない。毎週月曜日に楽しそうに語る友達を見て思った。
正直うらやましい。同級生の話だけでゲラゲラ笑えたし、リアルタイムで見たらどんなに楽しいものだろうか。生き物の生き死になんて興味ない。ごめん僕強がりしていた。本当はお笑い見たいんだ。僕も低俗な話をしたい。なんだね。下界ではそのようなTVがやっているのかね?そんな立ち位置はうんざりだ。僕はおやじに懇願した。だがいつの答えはNO。あんなものを見ると頭が悪くなる。そう言われ動物の交尾映像を見ながら夕飯を食べたものだ。象の交尾は凄いんだぜ!
今でこそ笑いのある家庭だが、僕の幼少時代は一ミクロンも笑いがない家庭だった。そして時は立ち現在。おやじはお笑いにハマり、逆にお笑いしか見ないようになった。たまに帰省した時におやじがするお笑いの解説には腹が立つが、まぁ昔と比べたら明るい家庭になったものだ。
例えばお笑い芸人にはお決まりのセリフがある。これを言えばウケル!みたいな会心のセリフだ。それをおやじはお笑い芸人よりも0.5秒早く言うもんだから手におえない。何がヒーハーだ。
あの頃もっとおやじが笑うということに理解をしていたならオオタクにも地元の友達というものが出来ていたかもしれない。近々同窓会があると風のうわさで聞いたのだけれども全然誘われていない。完全にスルーですからね。当然か。地元の同級生の番号を微塵も知らない。露骨に知らないのだ。まぁそれは地元の同級生に宗教を進められて番号を消しまくったからだ。まさか別の宗教に所属している2人に誘われるとは思わなかった。騙しやすい顔をしているのかもしれない。
まぁ話が逸れましたが笑いのある家庭を築いていきます。と両家族の前で言ってしまったものだからこれは守るしかない。というか笑いのない家庭のほうがが珍しい。
だが一つ問題がある。オオタクには一つ『笑い』に関してトラウマがあるのだ。ここから先はオオタクが体験した怖い話なので心臓の弱い方や、毛の生えていないお子様は退室してもらいたい。
そうあれは僕が小学生の頃の話だ。オオタクの実家があるところは部落の外れで本部落とは離れていた。そのせいで夏休みのラジオ体操は一人本部落のあるところまで歩いて行かなければならなかった。まぁ距離にしては500mなのだけど、なんせ早朝なせいでやけに静か。部落の外れからラジオ体操に参加しているので一人で行かなければならなかった。明るくても人間の気配のしない道というのは怖いもので、おまけに本部落へと続く坂道が妙に不気味だった。
本当はラジオ体操に行きたくないのだけど、だれが考えたのかラジオ体操でアイスを配っていたものですから、アイスにつられて参加していたんですよ。アイスが恐怖に勝った時期だった。知らない人でもアイスがあればついていく。そんな年齢だった。
そんなある日のことだった。ラジオ体操をおえアイスを頬張りながらの帰り道のことです。部落から出る坂道にはポツンと家がありましてね。まぁどこにでもある普通の家なんです。別にいつの気にすることなくその前を通っていたんですよ。だがこの日は違った。
ギャハハハッハハハハッハハハッハハハハッハハハハハッハハハ
突然空をつんざくような笑い声が聞こえてきたんです。静かな朝に突然笑い声ですからね。ビックッとなったんですよ。最初はいきなりでビックリしただけなんですが、それが異様だと気が付いたんです。
いくらなんでも声がでかすぎる。皆さんも大声で笑ったことがあるとは思いますが、大声といっても叫ぶよりは大きな声は出ないはずです。
ですがこの時の笑い声は音量が違った。まるで叫んでいるような音量での笑い声なんですよ。音量が異常だ。異常にでかい。オオタクが本気で大声を出してもこんなに大音量は出ないはず。おまけに早朝で静まり返っていますからね。本気で怖かった。
もう泣きじゃくりですよ。ダッシュで家に帰りタオルケットにくるまってガタガタ震えていました。耳に残る大音量の笑い声がいつまでも残っていた。
もうそれ以来ラジオ体操に行きませんでしたね。いやもう行けない。母親から怒られても頑として行きませんでしたからね。この時にオオタクのがまん強さが培われたと思います。
その後弟が小学生に上がり、一緒にラジオ体操に行けるようになったんですが、今でも大きな笑い声はトラウマなのです。ですので訂正したいと思います。
『ほどよい笑いのある家庭を築いていこうと思います。』


先週ですね僕は結納したんですよ。まぁ籍は入れていたんですが、どうしても結納しなさい。と母から強く言われたんで、順番は違うんですが結納をしたんですよ。僕の母は形式を重んじる形式お化けですから従わないわけにはいきません。そこで冒頭のテンプレート的なセリフを恥ずかしげもなく家族の前ではいたのです。僕は長男ですからね。家族的には結納は初めてなんですよ。もちろん家族もこんな席初めてです。そんな席で最後の挨拶をしなさいと言われてもですね。恥ずかしいやら緊張するやら。正常では話せない。
そこでGoogle先生にお願いしてですね、挨拶のテンプレートをゲットしたんですよ。で最後の挨拶をテンプレートのそのままに読んでしまったというわけなんです。笑いの絶えない家庭だと!?そんなものは幻想だ。
そもそも僕の実家には笑いというものは存在しなかった。家のTVのチャンネルはおやじが握っていた。僕としては毎日学校のみんなが見ているようなドラマやお笑いが見たかった。だがおやじはそれを許さなかった。容赦なく生き物地球紀行。不動のNHK。ガッテンガッテン!
オオタクの家に笑いはなかった。NHKで流れる容赦ない生き物の弱肉強食の世界。鮮やかな植物の生き残りの知恵。優雅に飛んで自由に見える鳥類の過酷さ。程よい感じに甘辛く煮こまれたチキンの美味しさ。
あぁ人間はどんなに小さい事か。精一杯生きるということは何とも美しいものだ。容赦のないNHKの洗脳TVに僕と弟は小学生ながら生きるということを深く考えたものだ。この時に大人の考えができるようになったんだ。低俗な同級生よりは一皮も二皮も向けた人間になったんだ。他の同級生は今頃低俗なごっつええ感じなんか見て楽しい団欒をしているに違いない。毎週月曜日に楽しそうに語る友達を見て思った。
正直うらやましい。同級生の話だけでゲラゲラ笑えたし、リアルタイムで見たらどんなに楽しいものだろうか。生き物の生き死になんて興味ない。ごめん僕強がりしていた。本当はお笑い見たいんだ。僕も低俗な話をしたい。なんだね。下界ではそのようなTVがやっているのかね?そんな立ち位置はうんざりだ。僕はおやじに懇願した。だがいつの答えはNO。あんなものを見ると頭が悪くなる。そう言われ動物の交尾映像を見ながら夕飯を食べたものだ。象の交尾は凄いんだぜ!
今でこそ笑いのある家庭だが、僕の幼少時代は一ミクロンも笑いがない家庭だった。そして時は立ち現在。おやじはお笑いにハマり、逆にお笑いしか見ないようになった。たまに帰省した時におやじがするお笑いの解説には腹が立つが、まぁ昔と比べたら明るい家庭になったものだ。
例えばお笑い芸人にはお決まりのセリフがある。これを言えばウケル!みたいな会心のセリフだ。それをおやじはお笑い芸人よりも0.5秒早く言うもんだから手におえない。何がヒーハーだ。
あの頃もっとおやじが笑うということに理解をしていたならオオタクにも地元の友達というものが出来ていたかもしれない。近々同窓会があると風のうわさで聞いたのだけれども全然誘われていない。完全にスルーですからね。当然か。地元の同級生の番号を微塵も知らない。露骨に知らないのだ。まぁそれは地元の同級生に宗教を進められて番号を消しまくったからだ。まさか別の宗教に所属している2人に誘われるとは思わなかった。騙しやすい顔をしているのかもしれない。
まぁ話が逸れましたが笑いのある家庭を築いていきます。と両家族の前で言ってしまったものだからこれは守るしかない。というか笑いのない家庭のほうがが珍しい。
だが一つ問題がある。オオタクには一つ『笑い』に関してトラウマがあるのだ。ここから先はオオタクが体験した怖い話なので心臓の弱い方や、毛の生えていないお子様は退室してもらいたい。
そうあれは僕が小学生の頃の話だ。オオタクの実家があるところは部落の外れで本部落とは離れていた。そのせいで夏休みのラジオ体操は一人本部落のあるところまで歩いて行かなければならなかった。まぁ距離にしては500mなのだけど、なんせ早朝なせいでやけに静か。部落の外れからラジオ体操に参加しているので一人で行かなければならなかった。明るくても人間の気配のしない道というのは怖いもので、おまけに本部落へと続く坂道が妙に不気味だった。
本当はラジオ体操に行きたくないのだけど、だれが考えたのかラジオ体操でアイスを配っていたものですから、アイスにつられて参加していたんですよ。アイスが恐怖に勝った時期だった。知らない人でもアイスがあればついていく。そんな年齢だった。
そんなある日のことだった。ラジオ体操をおえアイスを頬張りながらの帰り道のことです。部落から出る坂道にはポツンと家がありましてね。まぁどこにでもある普通の家なんです。別にいつの気にすることなくその前を通っていたんですよ。だがこの日は違った。
ギャハハハッハハハハッハハハッハハハハッハハハハハッハハハ
突然空をつんざくような笑い声が聞こえてきたんです。静かな朝に突然笑い声ですからね。ビックッとなったんですよ。最初はいきなりでビックリしただけなんですが、それが異様だと気が付いたんです。
いくらなんでも声がでかすぎる。皆さんも大声で笑ったことがあるとは思いますが、大声といっても叫ぶよりは大きな声は出ないはずです。
ですがこの時の笑い声は音量が違った。まるで叫んでいるような音量での笑い声なんですよ。音量が異常だ。異常にでかい。オオタクが本気で大声を出してもこんなに大音量は出ないはず。おまけに早朝で静まり返っていますからね。本気で怖かった。
もう泣きじゃくりですよ。ダッシュで家に帰りタオルケットにくるまってガタガタ震えていました。耳に残る大音量の笑い声がいつまでも残っていた。
もうそれ以来ラジオ体操に行きませんでしたね。いやもう行けない。母親から怒られても頑として行きませんでしたからね。この時にオオタクのがまん強さが培われたと思います。
その後弟が小学生に上がり、一緒にラジオ体操に行けるようになったんですが、今でも大きな笑い声はトラウマなのです。ですので訂正したいと思います。
『ほどよい笑いのある家庭を築いていこうと思います。』


Posted by オオタク(元祖) at 02:19│Comments(4)
│殺伐生活
この記事へのコメント
ちょっとオオタクちゃん。
ちょいエロサラリーマン、9位やんか!
オオタクちゃんを1位にするために毎日ポチッと押しに来ます!!笑
ちょいエロサラリーマン、9位やんか!
オオタクちゃんを1位にするために毎日ポチッと押しに来ます!!笑
Posted by *is*
at 2011年04月09日 23:08

*is*~
なんかよくわからいんですが日本ブログ村に登録してみました~。
カテゴリーがわからなくてですね。ちょいエロサラリーマンとか意味の分からないところに登録しちゃった(笑)
なんかよくわからいんですが日本ブログ村に登録してみました~。
カテゴリーがわからなくてですね。ちょいエロサラリーマンとか意味の分からないところに登録しちゃった(笑)
Posted by オオタク(元祖)
at 2011年04月10日 21:31

きっと・・笑い声で幸せになれる宗教か何かだったんでしょうか・・( ̄ー ̄)気になる・・。
お家の中、覗いて欲しかったかも・・。
お家の中、覗いて欲しかったかも・・。
Posted by はっぱ隊長 at 2011年04月12日 10:40
はっぱ隊長~
やっぱり大里は宗教が多いのか…。
覗いていたらきっとオオタクはここにはいなかったでしょう…。
やっぱり大里は宗教が多いのか…。
覗いていたらきっとオオタクはここにはいなかったでしょう…。
Posted by オオタク(元祖)
at 2011年04月13日 01:28
