2011年06月23日
いじわる
僕はパンツを買ったことがない。
そうなんです。僕は自分でパンティーなるものを買ったことがない。もちろん僕がまだ幼いころはお小遣いなんてないし、高校の時のお小遣いだって月に5000円なもんですから、服とかパンティーなどは親が買ってきていた。
当然だ。月に5000円しかもらえなかったのだ。こんなもん映画とか見たら一回で終わってしまう。那覇に繰り出そうもんなら月に一回しか行けないのだ。そんななけなしのお小遣いでオシャレなパンティーを買えるはずもない。当然母親がパンティーを買ってきていたものだ。
しかし母親と言うものは偉いもので、小学生の頃はブリーフしかなかった時代だ。みんなブリーフを履いていた。スポーツ万能で女の子に人気のアイツも、いつのいじめられていた双子のアイツも、家がお金持ちでゲームなんて新作で全部そろえているアイツも、みんな同じ真っ白なブリーフパンツを履いていたのだ。
そこには差別はなくみんな平等。みんな裸になれば同じだったのだ。確かにその当時ブリーフパンツだけではなくトランクスなるものも存在していた。しかし僕らは見たことがなかったので、都市伝説だと思っていた。
僕は小学校6年生の時に滋賀県の人とホームステイをしたことがあった。お互いに沖縄と滋賀で夏休みに実家に泊まりあうのだ。その時の滋賀の友達が力磨君って言うヤツだったのだが、そいつが履いていたのがトランクスだった。
僕は衝撃を受けた。なんてオシャレなんだ!あのフォルム!ユッタリ感!オシャレな縦縞!まずブリーフは白だというのがいけない。これはもしもの時のことを考えていない。全部パンツは茶色にするべきだ。それがお客さんへの配慮だと思わないかい?
なんか僕のブリーフ姿を見て笑われている気がしてならなかった。もはやトランクス一枚で町を歩けるぐらいにオシャレに見えた。そのぐらいトランクスがまぶしく見えたのだ。
そんな圧倒的敗北感にみまわれながらホームステイが終了したのだ。その時奇跡が起きた!
力磨の奴がトランクスをオオタクの実家に忘れていったのだ!僕はトランクスを得たのだ!これでオシャレなナイチャーになれたのだ。白いウンコ付きのブリーフしか履いていない同級生より一歩リードしたのだ!
夏休みが明け、僕はトランクスを履いて颯爽と学校に行った。ほら女子どもオシャレなオオタクが登校してきたぞ!
しかし誰も見向きもしない。それもそのはず、みんなオオタクが今日はオシャレなトランクスを履いていることを知らないのだ。
ここはひとつ教室の教壇に立ちファッションショーのようにトランクスを見せびらかしてやろうか。いやいやそんなことしたら特別な病院に行くことになる。しまった!いくらオシャレなトランクスを履いていても見られなければ意味がない。
偶然にもトイレでおしゃべりな比嘉君と隣になり、偶然にも僕のトランクスが露呈してしまい、おしゃべりな比嘉君の口から『今日のオオタクのパンツオシャレな感じだったぜ。放課後にでも見せてもらえば?』なんて女子に言ってもらうしかない。僕はその日比嘉君に付きまとったが全然トイレに行かない。この時比嘉君がサイボーグであると確信した瞬間だった。
これはどうしたものか。そうか!そうだったのか!体育だ体育の時間を利用すればいいのだ!
体育の時間は当然運動着に着替える。その時にみんなにお披露目すればいいのだ!僕は体育のある日を待った。
体育の日当日オオタクはこの日の為に用意したトランクスを装着して家を出た。今日から革命がおこる。ダサいブリーフを履いた愚民どもよ。オシャレと言うものを俺が教えてやる。そうこれからは俺の時代だ!
体育の時間は一時間目。さぁさっそくこのトランクスを愚民どもに見せつけてやるか!いやちょっとまて。みんなが着替え始めて少し後に着替えよう。そのほうが注目を浴びるし何よりヒーローは遅れて現れる。そう決まっているのだ。
みんながイソイソと着替える姿をオオタクは眺めていた。はははっは。相も変わらずダサいブリーフを履いている。面白味もない真っ白一色たん。どれどれこのオオタク様が最先端の下着と言うものを見せてやろう。
オオタクがズボンに手をかけたその時
すげー!カッケー!
クラス中がどよめきたった。おいちょっと待て!オオタクはまだ脱いでいないぞ。そこには衝撃的な光景が…。
クラス一のお金持ちHがものっすごくかっこいいパンツを履いていた。そのパンツはピタッと体にフィットし、真っ黒でスタイリッシュ。そうボクサーパンツだ。
その姿はトランクスのはるかに上を行くかっこよさ。しかも新品でオオタクのヨレヨレのトランクスとは比べものにならないものだった。
圧倒的敗北感。またオオタクは負けたのだ。時代は動いている。最先端なのはその日までのこと、翌日にはもう新しいものが開発される時代だ。恐ろしい時代になったものだ。その日オオタクは隠れるように着替えた。
その日を境にクラスのパンツが変わった。パンツ革命が起きたのだ。みんなボクサーパンツを履くようになったのだ。かく言うオオタクもボクサーパンツを履いていた。
なぜだか知らないが母親が買ってきたのだ。シンクロニティーとでもいうのか、みんな同時期にボクサーパンツを履いてきた。みんな母親が勝手に買ってきたらしいのだ。
常に流行の最先端を行く女性。いち早くボクサーパンツに気が付き買ってきたのだ。自分の息子が一人だけブリーフだったらイジメられるかもしれない。そんな思いがあったのかもしれない。
オオタクが高校を卒業して福岡の大学に行った時も定期的にポーク缶と一緒に、最先端のボクサーパンツを送ってきたものだ。
そして時は経ち、パンツを生まれてこの方買ったことのないオオタクも結婚しました。
今では嫁のmitoがオオタクのパンティーを買ってきてくれる。
今日だってゴムゴムが伸び伸びになったパンツの代わりに3枚も買ってきてくれたのだ。

なんともカラフルでオシャレなパンツだ。ブリーフがパンツと呼ばれていた頃。こんな時代が来るとは思いもよらなかった。
これだけは断言できる。僕の人生でパンツを買うことはないだろう。男性用パンツと言うものは女性が愛をもって送るものだ。それは愛する子に向ける愛でも愛しの人に向ける愛でもいい。男性のパンツとは女性からもらうものなのだ。パンツはいつも自分で買っているよ!と言う男性がいたとしたら一言言ってやりたい。ドンマイ。
いや~それにしても派手なパンツだ。今の流行はこんなカラフルなパンツなのか。まぁ流行に敏感な女性が買ってきたものだ、これで間違いはないだろう。ありがとうmito。大事に履かせてもらうよ。
ん?



そうなんです。僕は自分でパンティーなるものを買ったことがない。もちろん僕がまだ幼いころはお小遣いなんてないし、高校の時のお小遣いだって月に5000円なもんですから、服とかパンティーなどは親が買ってきていた。
当然だ。月に5000円しかもらえなかったのだ。こんなもん映画とか見たら一回で終わってしまう。那覇に繰り出そうもんなら月に一回しか行けないのだ。そんななけなしのお小遣いでオシャレなパンティーを買えるはずもない。当然母親がパンティーを買ってきていたものだ。
しかし母親と言うものは偉いもので、小学生の頃はブリーフしかなかった時代だ。みんなブリーフを履いていた。スポーツ万能で女の子に人気のアイツも、いつのいじめられていた双子のアイツも、家がお金持ちでゲームなんて新作で全部そろえているアイツも、みんな同じ真っ白なブリーフパンツを履いていたのだ。
そこには差別はなくみんな平等。みんな裸になれば同じだったのだ。確かにその当時ブリーフパンツだけではなくトランクスなるものも存在していた。しかし僕らは見たことがなかったので、都市伝説だと思っていた。
僕は小学校6年生の時に滋賀県の人とホームステイをしたことがあった。お互いに沖縄と滋賀で夏休みに実家に泊まりあうのだ。その時の滋賀の友達が力磨君って言うヤツだったのだが、そいつが履いていたのがトランクスだった。
僕は衝撃を受けた。なんてオシャレなんだ!あのフォルム!ユッタリ感!オシャレな縦縞!まずブリーフは白だというのがいけない。これはもしもの時のことを考えていない。全部パンツは茶色にするべきだ。それがお客さんへの配慮だと思わないかい?
なんか僕のブリーフ姿を見て笑われている気がしてならなかった。もはやトランクス一枚で町を歩けるぐらいにオシャレに見えた。そのぐらいトランクスがまぶしく見えたのだ。
そんな圧倒的敗北感にみまわれながらホームステイが終了したのだ。その時奇跡が起きた!
力磨の奴がトランクスをオオタクの実家に忘れていったのだ!僕はトランクスを得たのだ!これでオシャレなナイチャーになれたのだ。白いウンコ付きのブリーフしか履いていない同級生より一歩リードしたのだ!
夏休みが明け、僕はトランクスを履いて颯爽と学校に行った。ほら女子どもオシャレなオオタクが登校してきたぞ!
しかし誰も見向きもしない。それもそのはず、みんなオオタクが今日はオシャレなトランクスを履いていることを知らないのだ。
ここはひとつ教室の教壇に立ちファッションショーのようにトランクスを見せびらかしてやろうか。いやいやそんなことしたら特別な病院に行くことになる。しまった!いくらオシャレなトランクスを履いていても見られなければ意味がない。
偶然にもトイレでおしゃべりな比嘉君と隣になり、偶然にも僕のトランクスが露呈してしまい、おしゃべりな比嘉君の口から『今日のオオタクのパンツオシャレな感じだったぜ。放課後にでも見せてもらえば?』なんて女子に言ってもらうしかない。僕はその日比嘉君に付きまとったが全然トイレに行かない。この時比嘉君がサイボーグであると確信した瞬間だった。
これはどうしたものか。そうか!そうだったのか!体育だ体育の時間を利用すればいいのだ!
体育の時間は当然運動着に着替える。その時にみんなにお披露目すればいいのだ!僕は体育のある日を待った。
体育の日当日オオタクはこの日の為に用意したトランクスを装着して家を出た。今日から革命がおこる。ダサいブリーフを履いた愚民どもよ。オシャレと言うものを俺が教えてやる。そうこれからは俺の時代だ!
体育の時間は一時間目。さぁさっそくこのトランクスを愚民どもに見せつけてやるか!いやちょっとまて。みんなが着替え始めて少し後に着替えよう。そのほうが注目を浴びるし何よりヒーローは遅れて現れる。そう決まっているのだ。
みんながイソイソと着替える姿をオオタクは眺めていた。はははっは。相も変わらずダサいブリーフを履いている。面白味もない真っ白一色たん。どれどれこのオオタク様が最先端の下着と言うものを見せてやろう。
オオタクがズボンに手をかけたその時
すげー!カッケー!
クラス中がどよめきたった。おいちょっと待て!オオタクはまだ脱いでいないぞ。そこには衝撃的な光景が…。
クラス一のお金持ちHがものっすごくかっこいいパンツを履いていた。そのパンツはピタッと体にフィットし、真っ黒でスタイリッシュ。そうボクサーパンツだ。
その姿はトランクスのはるかに上を行くかっこよさ。しかも新品でオオタクのヨレヨレのトランクスとは比べものにならないものだった。
圧倒的敗北感。またオオタクは負けたのだ。時代は動いている。最先端なのはその日までのこと、翌日にはもう新しいものが開発される時代だ。恐ろしい時代になったものだ。その日オオタクは隠れるように着替えた。
その日を境にクラスのパンツが変わった。パンツ革命が起きたのだ。みんなボクサーパンツを履くようになったのだ。かく言うオオタクもボクサーパンツを履いていた。
なぜだか知らないが母親が買ってきたのだ。シンクロニティーとでもいうのか、みんな同時期にボクサーパンツを履いてきた。みんな母親が勝手に買ってきたらしいのだ。
常に流行の最先端を行く女性。いち早くボクサーパンツに気が付き買ってきたのだ。自分の息子が一人だけブリーフだったらイジメられるかもしれない。そんな思いがあったのかもしれない。
オオタクが高校を卒業して福岡の大学に行った時も定期的にポーク缶と一緒に、最先端のボクサーパンツを送ってきたものだ。
そして時は経ち、パンツを生まれてこの方買ったことのないオオタクも結婚しました。
今では嫁のmitoがオオタクのパンティーを買ってきてくれる。
今日だってゴムゴムが伸び伸びになったパンツの代わりに3枚も買ってきてくれたのだ。
なんともカラフルでオシャレなパンツだ。ブリーフがパンツと呼ばれていた頃。こんな時代が来るとは思いもよらなかった。
これだけは断言できる。僕の人生でパンツを買うことはないだろう。男性用パンツと言うものは女性が愛をもって送るものだ。それは愛する子に向ける愛でも愛しの人に向ける愛でもいい。男性のパンツとは女性からもらうものなのだ。パンツはいつも自分で買っているよ!と言う男性がいたとしたら一言言ってやりたい。ドンマイ。
いや~それにしても派手なパンツだ。今の流行はこんなカラフルなパンツなのか。まぁ流行に敏感な女性が買ってきたものだ、これで間違いはないだろう。ありがとうmito。大事に履かせてもらうよ。
ん?
チェチェチェ!チェリーボーイ!!
Posted by オオタク(元祖) at 00:21│Comments(3)
│殺伐生活
この記事へのコメント
チェリーボーイの意味を、25過ぎて知った隊長です。。うちの旦那さんは、自分でパンツを買ってきます&プレゼントに下着をくれる、ナイスガイな40代ですが何か・・?( ̄∀ ̄)
旦那さんのパンツ・・買ったことないかも( ̄~ ̄)
旦那さんのパンツ・・買ったことないかも( ̄~ ̄)
Posted by はっぱ隊長 at 2011年06月23日 19:46
はっぱ隊長~
隊長!お務めごくろうさまです!
女性物の下着を買うなんて自分には出来ない!
なぜなら自分用になってしまいそうだからだ!!!
隊長!お務めごくろうさまです!
女性物の下着を買うなんて自分には出来ない!
なぜなら自分用になってしまいそうだからだ!!!
Posted by オオタク(元祖)
at 2011年07月21日 13:18

おお~自分用って! (^^♪ 多趣味ですね。
お疲れ様です オオタクさん。
お疲れ様です オオタクさん。
Posted by 畳店の子
at 2011年08月29日 17:51

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