最近思うんですが人生を送るうえで敵が多すぎる。その中でも最大の敵は『朝』だと思うんですよ。
みんな毎日来る朝という敵に打ち勝ち仕事に向かっていると思うのです。それだけではなくて、僕がまだ若くて体力もあった時なんかはとにかく朝がいやだった。若さを武器に朝まで飲むことがざらにあったんですが、朝が来ればお開きじゃないですか。
例えば飲み会に女の子が来た時なんかは盛り上がるわけなんです。いつもはむさ苦しい男どもで飲んでいるわけなんですが、女の子が来ると盛り上がる。そんな楽しい時間も朝が来れば終了になるわけなんです。とにかくこのまま朝が来ないでほしい。この楽しい時間が永遠に続いてほしい。そんなもろくも浅い願いは朝によって終わりを迎える。そんな朝が嫌いだった。
今ではもう朝まで飲むなんて体力はないんですが、朝起きるのがつらい。毎日仕事に疲れ、家に帰ってからは時間がもったいないので2時ぐらいまで起きている。そのせいか朝起きるのがつらい。時に最近買った布団が気持ちよすぎる。確かにより良い製品を開発するのは良いことですよ。でも今でもちょっとやばいなぁ~と感じているのにこれ以上素晴らしい布団を開発すると日本経済は破綻してしまいますよ。なんたって布団から出たくないですからね。あの気持ちよさはなんなんですかね。僕が小学校の頃なんか布団は今の布団の3分の1のせんべい布団でしたからね。隙間風が寒かった。
なんか話が脱線しているんですが、そもそも朝が来なかったらずっとぬくぬくしていられますからね。敵は朝なのです。
毎日仕事がありますから頑張って起きるんですが、頭は寝ています。起きた時にはぼーっとした状態でいますから忘れ物もします。mitoが作ってくれた弁当を忘れた日にはもう一日中言い訳とか考えるわけです。まぁどんな言い訳をしてもmitoは怒っているわけなんですが、ぼーっとしているからしょうがないじゃない。確かにmitoがせっかく作ってくれた弁当を忘れるのは人間としても夫としても最低ですが、ぼーっとしているからしょうがないじゃない。しかしそんな言い訳は通じないわけで、しっかりと謝罪をするわけです。
たしかににっくき朝は僕らの意識を奪いぼーっとさせますが、非があるのはこっちですからしっかりとした謝罪が必要なわけです。しかし最近の若い世代。いわゆる「ゆとり世代」とでも言いますでしょうかPTAに守られてきた世代は謝ることができない。一番最悪なのはコンビニの店員です。彼らはプロ意識が低すぎる。いやね僕も人間です。誰にだって間違いはあるものです。そこでしっかりとした謝罪があれば別に気に留めることもないんですよ。先日こんなことがありました。
僕は毎日ぼーっとしながらも会社にバスで向かいコンビニに行きます。その日も毎朝のようにパンとルイボス茶手に取ったわけなんです。でレジに向かったんですが、レジにはアルミ缶を集めて生計を立てているであろうおじさんがモタモタしているんですよ。なんていうんですかね。商品を取ったらレジに行ってお金を払う。これはそこら辺の子供だってわかっていることですよ。なのになんで貴方は財布すら用意していないんだよ。店員が値段を言ってから財布を探す。用意しいとけよ!と思うんですけどね。そもそもアルミ缶をゴミ捨て場から漁るのは市の条例で禁止になりましたから。那覇市に電話してやろうかと思いましたよ。
あまりにおじさんが遅いんで、どこからともなく別の店員が来てですね。
「こふぃらふぇどうぞ」
とあくび交じりに言うわけなんですよ。あぁこいつは眠いのにちゃんと仕事に来てるなんてゆとり世代にしてはえらいじゃないか。でも今の「こふぃらふぇどうぞ」はちょこっとイラッとしたぞ。
んでコイツのレジに行ってですね毎朝買っているちぎりチョコパンとルイボス茶を置いたんですよ。まぁ店員はピッピッとバーコードを読みますわな。2つで226円だったので、オオタクは500円をレジに置いたんですよ。
そしたらこの寝ぼけ店員は袋に商品を入れますわな。とまぁここまでは普通です。何気ない日常とでも言いますか。コイツがあくび交じりに喋ったのはしょうしょうムカつきましたがいいですよ別に。朝だからしょうがない。オオタクも正直眠いしコイツはオオタクよりも早い時間から仕事していますからね。
ですがここでとんだお寝ぼけボケを店員が繰り出した。オオタクが出した500円を袋に入れたんですよ。
いやいや…それはないぜお兄ちゃん。
んでオオタクが出した500円を袋に入れて待っているわけです。オオタクがお金を出すのを待っているわけですよ。しかもその顔は明らかに「早よ金出せや。こっちは眠いんだよ。」って顔で見ていた。明らかに貧乏人を見るような目で見ていた。しばらく沈黙ですよ。なぜかオオタクも沈黙。しびれを切らした店員がいうわけです。
「226円です。」
これにはカチンですよね。いくら温厚なオオタクでもカチンですよ。
「いやいやいや!なんで袋に500円入れているの?馬鹿なの?死ぬの?」
指摘してやったんです。間違っているのはお前だと。さっき貴様は俺を見下していたよね。明らかに見下していたよね。その気持ちを反省して謝ってほしい。これは朝だからとかそん言い訳は通用しませんからね。ゆとり世代だとしてもここは謝るのが筋ってもんですよ。ところがこの店員から出た言葉は
「おふっ!」
いや!謝れよ!なんだよ「おふっ!」って!貴様は思考回路がOFFなんだよ!
結局謝罪はなく「おふっ!」で有耶無耶にされました。もう怒りを通りこして呆れましたね。
しかし会社について席に座った時にまだ自分が眠いことに気がついてですね。そうかあの若者も普段はしっかりしているのかもしれない。朝という魔物が僕らの脳から思考を奪い取りボーっとさせているのが悪いんだ。よく言うじゃないか「罪を憎んで人を憎まず」というじゃないか。これと同じで悪いのは全部「朝」なんだ。あの若者に怒らずに「朝」に怒りをぶつけようじゃないか。
もう僕も今年で30歳ですよ。怒っていては物事は解決しない。聖人のようにあの店員を許そうと思ったんですが、ストローが入っていなかったのを見たときには「アイツは殺す」と思いました。