どうも!久しぶりです。オオタクですよ。何とか生きていました。
いやね。確かに僕もブログを更新したかった。ですが世間がそれを許さなかった。何かと忙しいんです。仕事もどんどん増えてきていますし、女性社員が私服なことをいいことに、どんどん露出した服を着るようになって目を離す隙がない。ちょっと走ったらポポポポ~ンとお肉がはみ出るような服を着ているもんだから目のやり場がない。でも自然と目はお肉を見てしまうもんで男ってしょうがないもんですよ。
しかし忙しいっていうのはありがたいものでしてね。今生きている!俺は生きているんだ!って生を実感できるもです。充実した日々は一生懸命に生きていると実感できるのです。何よりも恐ろしいのは暇です。今でこそパソコンがあるから暇したらネットの世界に入り込み、いろんな変人の起こしたニュースを見ながらゲラゲラ笑っているんですが、何もなかったあの日。今考えたら病んでいたのかもしれません。
僕の大学生2年生なんてもう酷かった。暇で暇でしょうがない。なんか大学1年生のころは張り切っちゃってですね。やる気満々なんです。他の大学生が新生活に浮かれてビバリーヒルズ状態になっている中、オオタクは毎日みっちり講義を入れてですね、単位を取りまくっていたもんですから。間違ったほうの大学生だったわけです。他の友達は毎日合コン三昧!惚れた腫れたの大騒ぎ!義兄弟の数を増やすことに全力を注いでいましたからね。これが正しい大学生の姿っていうものですよ。そんな王道学生をしり目に僕はちゃんんと授業出ていましたからね。本当合コンってどこに登録すれば誘われるのですか?僕には連絡が一切なかったんですけど。クソッ
僕の大学は1年で取れる単位の上限がなく、いくらでも単位取っていいことになっていましてね。必要単位の半分以上を1年生の時に取ってしまって、2年生になると取る授業がない。一週間に2時間ぐらいの必修科目があるぐらいですよ。そこら辺の猫の次に暇していた。いや!猫超えたかもしれない。本当に毎日暇をしていたんですよ。
いやね。人間忙しいときは暇を求めるんですが、皆さんは本物の暇を味わったことがありますか?本物の暇を味わってみてください。あんな地獄はないですよ。自殺級の暇さです。
何もすることもなく毎日ボーっとしていますからね。しかもゲームもパソコンもないし、バイトもしていませんでしたからね。毎日飯食べてウンコするウンコ製造機と化していたんですよ。そんな生活を1年も続けていたら不思議な力が自分にはあることに気が付いたのです。とある暇な日に目をつぶったんです。いや、つぶったというか目を開けているのもめんどくさくなって、TVを見ながら瞼を閉じたのです。
するとですね。見えるんですよ。瞼を閉じているのにTVが見えるっていうんだから不思議なものだ。繊細には見えないものの、黒くフィルターがかかったようにTVを見ることができたのです。これ本当。まじ自分でも疑ったぐらいですからね。
なんか暇過ぎてですね、特殊能力が身についたらしいんですよ。いわゆる透視能力っていうんですか?心眼っていうんですか?集中したら目絵を閉じていてもボヤ~っと見えるんですよ。暇って怖いですね。ここで「オオタク嘘つくなよ!」と思ったあなた!僕は本当に見えるんですよ!目をつぶっても見えるんです。
その日から僕は暇ではありませんでした。この能力に磨きをかけるしかない。せめて服ぐらいは透視したい。いやこれはやましい気持ちとかではなくてですね、ナイフとかそんな危険な武器を隠し持ってないか僕の透視能力で見抜くわけです。ナイフをガーターベルトの内側に仕込んでいたヘレンは驚きます。今まで一度だって依頼を失敗したことがないヘレンは動揺していた。今回の依頼だってターゲットが沖縄だったから観光ついでに引き受けたものだった。いつも通り胸の空いた服でターゲットを誘い出し、ズボンを下ろしたところでガーターベルトに仕込んだナイフで一突き。1時間もあれば終わる仕事だったのだ。そのあとはエステに行って南国の若い肉体をむさぼり、若さを補充する。何いつもと変わらない。馬鹿な男を始末するだけの簡単な仕事だったはずなのに…。
ヘレンが胸をアピールするとターゲットの男は胸にくぎ付けだ。いや見ないふりをしているがチラチラ見ているのがわかる。本当に男は馬鹿だ。見ているのを気づかれていないと思っている。ヘレンは男の隙をついてガーターベルトに手をかけたその時!
「女の子がそんなものを持っていてはだめだよ。」
「どうして!どうしてわかったの!?」
「ふふふ。僕は女はみんな危険な生き物っていうことを知っているだけさ。」
「ステキ!抱いて!」
とこうなるわけです。これはもうこの能力を磨くしかない。これはもう急いで磨くしかない。
っていうか普通におっぱい見たい。そもそも男の子はみんな正義のヒーローに憧れるわけです。ただ何もできない自分にがっかりして生きているのです。幼少時代にカメハメ波を練習するのはそのためです。もし本当にカメハメ波が出たら貴方は今頃サラリーマンではなかったでしょう。きっと宇宙から来る肌の色のおかしい宇宙人をちぎっては投げちぎっては投げしていたでしょう。でも能力のない貴方はヒーローになれずにサラリーマンで人生が終わるのです。
とにかく僕には時間があまるほどありますから、この特殊能力を磨くには十分すぎるほどの時間があるわけです。でどうにかこの透視能力をあれこれ試したんですが、どうやら僕の能力は瞼が透けるっいうだけ。なんなんですか自分の瞼が透けて見えるっていう能力。これでどうやって世界を救う気だ。マジックぐらいにしか使えそうにもない能力だ。所詮僕は瞼止まりだったようです。
まぁこの透視能力の特訓は暇だった僕にはちょうど良い暇つぶしでですね。結構退屈しのぎになったんです。しかし時間とは恐ろしいもので、無限にあるんですよ。いくら暇をつぶしたからといってもそこには無限の時間が存在します。
よく一年は短いと聞きますがそれは忙しい人の話です。暇な人間の一年というのは無限に感じるぐらい長いのです。そこで暇の使い方っていうものがありましてですね。たとえばマイケルジャクソンの振り付けを一年毎日みっちり練習していれば僕は今頃世界一のダンサーになっていたかもしれないのです。もしくは一年毎日みっちり正拳付きをしていたら、街で自分に絡んできた不良達をワン・ツーで倒していき、ヤンキーからは『ヤンキー狩り』と恐れられる存在になっていたかもしれなかったのです。
そう!時間というのは可能性に満ちています。その使い方を誤るとできもしない透視能力の開発というすごく無駄なことに時間をついやしてしまうものです。このままアパートに閉じこもっていたら自殺しかないですからね。いや本当の暇というのは死を考えるものです。
これはもう出かけるしかありません。一人で何かして遊ぶしかないですよ。この時に初めて一人で映画を見に行きました。大好物は不倫ですっていうOLが好きそうなオムライス屋さん『ポムの木』にハマったのもこの頃です。ゲームセンターの競馬も死ぬほどやりました。
こうして一人で遊ぶことを覚えたオオタクは死ぬことなく今に至ります。この時は福岡で友達もあまりいなかったんですが、沖縄に帰ってきてからも一人で遊ぶことが多かったんですよ。もちろん沖縄には友達が沢山しますよ。だって出会ったら兄弟なんだぜ?信じられるかい?
ですが友達が沢山いるのに一人で遊んでいたんです。要するに一人でいる時間ですね。福岡にいたころは一人で遊びに行くという行動は精神を正常に保つのに必要だったのです。しかし沖縄に帰ってきてからもその行動は体に染みついており、忙しいのに一人の時間を作らないといけない。そんな面倒くさい体質になってしまったわけです。
一人でいることがオオタクの精神を正常に保つわけなんですが、それができなくなってしまいました。そろそろ自我が崩壊してしまいそうです。
昨日結納しました。オオタク・ミトともどもよろしくお願いいたします。